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Zoom会議やオンライン討議、取手市議会が導入 コロナ禍などで

» 2020年09月08日 15時36分 公開
[ITmedia]

 茨城県取手市議会はこのほど、議会の委員会の説明・質疑・委員間討議をオンラインで行えるよう、会議規則と委員会条例改正案を議決したと発表した。同市は、オンラインによる委員会出席も可能にするなど、議会へのIT導入を進めている。

 今回の条例改正案の議決では、6人の議員が決議案を提出。全議員に貸与されているタブレット端末を使い、会議システム「SideBooks」で表決した。タブレット端末を使った表決は茨城県初という。

画像 議決の様子

 同市は今年4月以降、新型コロナウイルス感染症に関する会議にZoomを活用。8月には文教委員がZoomを使って市内公共施設を“現地視察”する試みにも取り組んだ。

 市は「地方議会でITの導入を進めることで、例えば議員の出産・介護・疾病など参集が難しい場面での議会参加への障壁を取り除くことができ、より開かれた議会の構築が可能になる」としている。

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