富山めぐみ製薬はこのほど、黄色い湯涌「ケロリン桶」に、酒類や食べ物を入れて提供している飲食店が複数あるとの報告を受けているとし、「安全性が担保できない」として、そのような使い方をしないよう注意喚起した。
ケロリン桶は、解熱鎮痛剤「ケロリン」の宣伝目的で開発され、全国の銭湯や温泉浴室などに普及している黄色い桶。編集部で調査したところ、一部の飲食店で、ケロリン桶にレモンサワーと氷を入れてひしゃくでグラスに注ぐ――といったサービスを行っていたことが確認できた。
同社は「ケロリン桶は食品衛生法上の食器ではないため、各種規格適合、溶出試験を行っておらず、 食器として利用する際の安全性が担保できない」とし、利用している店舗や企業に対して、食品衛生法上の食器に差し替えるよう呼び掛けている。
富山めぐみ製薬は、ケロリンブランドを保有していた内外製薬と、広貫堂、大協薬品工業の共同事業会社として2018年に誕生した。
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