JR東日本と、駐車場事業を展開するパーク24は11月19日、英国ロンドンに“デジタル自動販売機”を試験的に設置すると発表した。自販機はタッチパネル式ディスプレイを搭載し、商品画像や周辺の地図、交通情報、天気予報などを表示する。取り扱う商品は、飲料や菓子、マスク、消毒液など。設置期間は11月25日〜2021年3月末。
自販機は12カ国語に対応し、キャッシュレス決済も可能。設置場所は、パーク24のグループ会社・英NATIONAL CAR PARKS(NCP)が管理する駐車場4カ所。NCPの会員がアプリ内で発行したQRコードを、自販機が読み込み、商品の割引を行う機能も持つ。
会員情報を踏まえた広告配信なども可能。駐車場のユーザーに役立つ機能を提供し、自販機の利用シーンの幅を広げるとしている。
この自販機の試験導入は、JR東の海外事業強化の一環で実施する。同社は19年に、運営に参画している英国の鉄道事業者West Midlands Trainsの駅に同様の自販機を設置。通勤者や旅行者の利用動向を把握したことから、さらなるニーズの把握に向けて今回の施策を行うとしている。
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