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目の前の人やものを“彫刻化”するスマホアプリ KDDIが開発

» 2020年11月24日 12時36分 公開
[ITmedia]
photo 小さな球体のガラスが、人や物体の表面を覆い尽くすように表示

 KDDIは11月24日、目の前の人やものを彫刻のようにリアルタイム表示するスマートフォンアプリ「AR x ART」(iOS、無料)の提供を始めた。「LiDARスキャナ」を搭載した「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」でアプリを起動すると、いくつもの小さな球体のガラスが人や物体の表面を覆い尽くすように表示される。

 彫刻家の名和晃平さんとコラボレーションしたアプリ。ユーザーがアプリ画面に表示した人やものが、無数の球体の透明ガラスで物体を表現した名和さんの作品「PixCell」(ピクセル)のように表示される。AR(拡張現実)技術で名和さんの他の作品を空間に出現させる機能も備える。

photo AR(拡張現実)機能のイメージ。名和さんの作品が空間に出現

 KDDIは5G通信などを文化・芸術の分野で活用するプロジェクト「augART」を推進。その一環としてAR x ARTを開発した。今後は企業や教育、研究機関などと協働し、文化・芸術の領域でDX(デジタル・トランスフォーメーション)を進めるとしている。

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