カシオ、電子辞書「EX-word」のオンライン版提供へ 生徒1人にPC1台の時代見据え
カシオ計算機は2月18日、2018年に公開した高校生向けWebアプリ「ClassPad.net」をリニューアルし、電子辞書「EX-word」のオンライン版を搭載して4月から提供すると発表した。
ClassPad.netはWebブラウザ上で関数計算やグラフ、図形の描画ができるWebアプリ。4月にはデジタルノート機能と電子辞書機能を追加し、総合学習プラットフォームとしてリニューアルする。価格は生徒1人当たり3年間で1万3000円(税込)。
デジタルノート機能では、文字入力に加え、生徒がカメラで撮影した写真や画像、外部Webサイトのリンクなどを挿入してノートを作成できる。関数電卓開発で培ったノウハウを活用し、数式やグラフ、図形を挿入する機能も備える。ノートの内容は生徒と教師の間で送受信でき、課題の提出や共有も可能という。
電子辞書機能ではカシオの電子辞書「EX-word」に収録している6教科22冊分のコンテンツを搭載。ネット接続があれば、PCやタブレット、スマートフォンから電子辞書機能を利用できる。ノート作成画面から単語を直接検索したり、検索結果をノートに貼り付けたりできる機能も備える。
カシオの太田伸司執行役員によると、コロナ禍で教育のIT化が進んでいるとして、ClassPad.netのリニューアルを決めたという。
日本では文部科学省が中心となって、小中学生1人につき1台のPC配布や、学校の通信環境の整備などを目指す「GIGAスクール構想」を展開している。当初は23年度中にPCを配布する予定だったが、コロナ禍の休校によるオンライン教育の需要増加を踏まえ、20年度中に計画を繰り上げた。太田執行役員によると、高校でも11の県で生徒1人にPC1台の配布が決まっているという。
太田執行役員は「1人1台端末の時代に最適なツールを目指してClassPad.netを開発した」としている。
ClassPad.netは4月にβ版をリリース。9月に正式版を公開する予定。今後は電子辞書機能の収録コンテンツを増やすなど拡張を続けるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
中国メーカー、出荷前のAndroid端末に犯罪用のバックドアを設置か Googleが取引停止
-
2
「給与維持の週休3日制」AI効率化で実現 しかし社員が喜ばず……なぜ? 「ライザAI」提供企業で起きたこと
-
3
ドコモ通信障害、約14時間で復旧 原因は「交換機の輻輳」、不正アクセスの形跡なし
-
4
人気ゲーム「NIKKE」公式PCランチャーで不正プログラム実行か CDN上でスクリプト改ざん ユーザーは対策を
-
5
宝くじ公式サイトが一時停止、利用者のパスワードが「意図せず変更」 影響範囲は調査中
-
6
年収やローン保証額、免許証番号など最大32万人分漏えい SMBC系、保証業務システムに不正アクセス
-
7
OpenAI、サイバーセキュリティ特化型「GPT-6 Cyber」発表 Firefoxの未知の脆弱性81件を発見
-
8
「My docomo」「ドコモオンラインショップ」が緊急メンテ 外部からの不正アクセスの可能性で
-
9
ドコモ不正アクセス、最大30万件の顧客情報流出 「My docomo」など緊急メンテ、再開未定
-
10
ゲーセンに真っ暗な画面ずらり……セガ系システムの障害が長期化、復旧めど立たず 原因は不正アクセス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR