Chromebook、今年で10周年だそうです。製品の発売は2011年6月15日でした。
ChromebookのOS「Chrome OS」は、それより3年前、2009年7月7日に発表されています。
Chrome OS発表当時、Googleさんは、Chromeブラウザを使う土台のOS(当時だと、Windowsのことですね)は「Webのなかった時代に設計されたもの」だから、Web時代のOSを開発するんだ、と言ってました。クラウドファーストにして、起動も動作も速く、自動的にこまめにアップデートすることでセキュリティも高くする、と。そのころはまだ、Chromebookという名前はなくて、Chrome OSを搭載したNetbook(なつかしい)も2010年中には発売されるよ、という話でした。2011年5月に公開された次の動画にChromebookの思想が凝縮されています。
発表されても日本ではなかなか発売されず、私が初めてChromebookを買ったのは2014年。Acerの「C720」でした。当時Windowsはまだ「Windows 8」で起動に結構時間がかかっていたので、Chromebookに電源を入れるとほんとに瞬時に起動することに、毎回感動していました。
それでもずっとマイナー街道を行くハードウェアであり続けました。私のようにネットにつながってとりえあえずテキスト入力できればいいというユーザーにとっては便利ですが、世の中の多くの人はMicrosoftのOfficeが使えないと仕事にならん、という時代だったからもあります。
一時は「Chrome OSなくなるんじゃないか」という噂もありました。
その後Officeのファイルも(条件付きながら)編集できるようになるなど、徐々に成長してきたChromebook。スマートフォン以外でUSB Type-Cを採用したのも早かった。
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