ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

テレビCMを郵便番号でターゲティング、地域に合わせて情報発信 中京テレビ

» 2021年08月16日 12時35分 公開
[ITmedia]

 中京テレビ放送は8月16日、視聴者がテレビに登録している郵便番号を基に、居住地に合わせてターゲティングしたテレビコマーシャルを放送すると発表した。積水ハウスのCM放送時、CMと連動するデータ放送画面を自動で起動。視聴場所から近いモデルルームの情報を表示し、2次元コードでWebサイトに誘導する。

 データ放送画面では「名古屋市千種区にお住まいのあなたへ」「リモコンの決定ボタンを押すとお近くの会場を確認できます」といったメッセージと、モデルルーム情報を載せた専用Webサイトに誘導する2次元コードを表示。視聴者は2次元コードをスマートフォンなどで読み取ってイベントを確認し、来場予約できる。

photo データ放送画面のイメージ

 放送後、マーケティング支援を手掛ける技研商事インターナショナル(愛知県名古屋市)と共同で、CMを見て行動した視聴者がどのエリアに多く分布していたかを分析。エリアごとの家族構成や住民年齢、平均年収などのデータを活用し、CMがどんな視聴者に訴求できたか測定する。

photo エリアごとの住民の特徴のイメージ
photo 視聴エリア分布のイメージ

 中京テレビの情報番組「キャッチ!」内で8月19日から4回に分けて放送する。中京テレビは今後、この仕組みを活用するスポンサーを増やしたいとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.