欧米などで広まっている、配送専用のスーパー「ダークストア」が8月25日、東京都目黒区にオープンした。専業のベンチャー企業OniGO(渋谷区)が運営する店舗で、食料品や生活用品を、半径1キロ以内のエリアに「注文から10分以内で届ける」という。年内に都内で25店舗の出店を目指す。
店舗名は、社名と同じ「OniGO」。野菜や生鮮食品、菓子、調味料、トイレットペーパー、キッチン用品、洗濯用品などを扱う。
専用のスマートフォンアプリから注文を受け付け、10分以内に配達員が自転車で届ける。営業時間は午前10時〜午後10時で年中無休。宅配料金は300円(税込、初回のみ無料)。
アプリはAndroid/iOSに対応。6月の創業から2カ月で、Android/iOSアプリ、社内システムをフルスクラッチで開発したという。1号店は「感度の高い人たちが集う街」(同社)として学芸大学エリアに開業した。
廃業した実店舗などを物流拠点にし、客を店舗に入れない配送専用スーパーは、「ダークストア」と呼ばれて欧米などで増えている。OniGOは「コロナ禍でのネット注文による宅配サービスが定着し、日本でもダークストアの需要が見込まれる」ため参入したという。
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