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» 2021年08月29日 13時52分 公開

ポケモンGO、ジムやポケストップに触れられる距離は半径80mのままに ユーザーの声を受け恒久化

米NianticはポケモンGOでジムやポケストップにアクセスできる距離を半径80mに固定すると発表しました。この距離を巡っては世界中で議論が起きていました。

[本田亜友子,ITmedia]

 スマートフォンゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)を運営する米Nianticは、ジムやポケストップにアクセスできる距離を半径80mに固定すると公式Twitterアカウントで8月26日に発表しました。

 ポケモンGOでジムやポケストップにアクセスできる距離はもともと半径40mでした。しかし2020年春にコロナ禍の特別措置として80mに拡大。これによりステイホーム中のプレイヤーがジムやポケストップを回してアイテムを入手できたり、レイドなどの際にソーシャルディスタンスを確保できたりと多くのメリットがありました。

ポケストップやジムからゲーム内のアイテムを入手できる(Nianticの公式ブログより)

 しかし今年6月、Nianticはワクチン接種が進む欧米などの状況を鑑み、近い将来コロナ禍前の状態に戻すと発表。これに多くのユーザーが「コロナ禍は終わっていない」などと反発し、オンライン署名運動では16万人を超える署名を集めました。

 SNSで多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーや過去にNiantic製作の公式動画に出演したような有名YouTuberたちの多くも声を上げていました。

 こうした動きをよそに8月1日、Nianticは米国やニュージーランドなどでジムとポケストップに触れられる距離を40mに戻しました。各国のユーザーは「一方的だ」としてさらに反発。SNSでは「#HearUsNiantic」(私たちの意見を聞け)というハッシュタグで呼びかけ、一部のユーザーは「Nianticからの回答があるまで課金しない」と宣言するなど不買運動にまで発展しました。

 ここへ来てNianticも重い腰を上げます。8月6日に公式ブログで社内にユーザーの意見を集める対策チームを作ると発表し、各国のインフルエンサーに意見のとりまとめを依頼しました。8月下旬にはユーザー代表との話し合いの場を設け、日本でも複数のYouTuberが参加しました。

 話し合いから数日経った26日、Nianticはジムとポケストップにアクセスできる距離を永続的に80mにすると発表しました。今後は一時的なボーナスではなく、全世界共通の仕様となります。Nianticは「この恩恵を多くのプレイヤーが望んでいることを理解できました。来週、さらに多くの施策を発表します」としています。

Nianticの「ポケモンGOコミュニティへの回答」

 紆余曲折を経てユーザーの声が届く結果となった今回の一件。日本では昨年春から距離が変わっていないため大きな話題にはなっていませんが、多くの人の尽力があったことは確か。海外のユーザーのSNSは「We did it.」(やった)という喜びの声が多く見られました。

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