Innovative Tech
血流の動きをアバターの顔に反映したら、より人間的になった Microsoftなどが技術開発(1/2 ページ)
Innovative Tech:
このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
米Microsoft Researchと米ライス大学による研究チームが開発した「Warm Bodies」は、人の血流の強度や色、動きなどをアニメーション化してアバターの顔に付加するシステムだ。
3DCGの進化により、写実的なアバターを作成できるようになってきた。髪の毛や皮膚の繊細な再現、シワや呼吸の動きなど人間を模倣した追求が日進月歩で進んでいる。今回は、血流の変化によって生じる顔面のシグナルを再現するアプローチを取る。これまでの細部にこだわる表現よりも変化する見た目は派手ではなく知覚するのも困難だが、リアリティーの高い効果が得られると研究チームは述べている。
今回のアプローチは、生理学的な血流モデルに基づいてアバター上のピクセルを操作する方法で血流をシミュレートする。(1)画像やビデオフレームから得られる人の顔の血流の強度に基づく空間的マッピング、(2)ヘモグロビンの量に基づく色の変化、(3)脈拍の時間的ダイナミクス、これら3つを処理し再現する。
実験では、複数人の静止画像に対して血流アニメーションを付加したコンテンツを参加者に見せ、アンケートで評価してもらった。その結果、血流アニメーションが付加されたコンテンツの方が、血流アニメーションがないコンテンツよりも生き生きとした人間に見えるという評価が得られた。アバターに表情などの動きがある映像の場合でも同様の結果が出た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
2
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
3
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
4
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
5
B級感がたまらない? 映画「ストリートファイター」の魅力と原作ゲームの歴史、ゲーマーマンガ家が熱弁
-
6
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
7
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
8
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
9
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
-
10
GMO、「能動的サイバー防御」発動を政府に要請 「お名前.com」FX用VPSへの攻撃で
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR