パナソニックは12月8日、業務用レベルの急速冷凍により、肉や魚を解凍したときのドリップを抑え、食感も保持するという家庭用の冷蔵庫を発表した。容量650Lの「NR-F658WPX」と600Lの「NR-F608WPX」を2月4日に発売する。市場想定価格は43万円(税込)から。
冷蔵室の下に急速冷凍専用の「クーリングアシストルーム」を設けた。ルーム内ではファンを使って冷気を大風量で食材にあて、アルミプレートで下からも熱を奪う仕組み。
これにより最大氷結晶生成帯と呼ばれる水が凍る温度帯(−1℃から−5℃)を30分以内に通過。肉や魚の細胞内で氷の結晶が成長しにくく、細胞の損傷を抑えられるという。
パナソニックは「通常冷凍に比べ、肉や魚の解凍後のドリップを抑え、ジューシーでやわらかさを保った冷凍保存ができる。2001年から20年以上にわたり進めてきた同志社女子大学との共同研究により科学的に実証した」としている。
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