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丸善、学術向け電子書籍サービスのDL機能停止 「不適切利用を想起させる投稿あった」 複数大学に影響

» 2022年04月05日 17時30分 公開
[ITmedia]

 丸善雄松堂は4月5日、学術機関向けの電子書籍サービス「Maruzen eBook Library」の書籍ダウンロード機能を一時停止すると発表した。図書館の公式WebサイトやSNSで、サービスの不適切利用が疑われるような記載や投稿があったとしている。

photo 「Maruzen eBook Library」の公式Webサイト

 Maruzen eBook Libraryは専門書や学術雑誌などを取扱う電子書籍サービスで、大学図書館などで活用されている。5日午後6時からサービスを段階的に停止し、6日には全コンテンツのダウンロードを停止。利用状況の調査を行い、5月9日午前9時以降にサービスを再開する予定。電子書籍の閲覧機能は継続する。

 不適切利用の具体的な内容や、問題の発端となった図書館名については明らかにしていない。丸善雄松堂は「利用規約を順守して利用いただき、著作権者様の権利を保護するための緊急措置として、ダウンロードサービスの一時停止をさせていただきますことをご理解ください」と注意を促した。

 これに伴い、東京海洋大学、九州大学、琉球大学、東京学芸大学などは午後5時までに同サービスが停止する旨を公式Webサイトで告知している。

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