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提供終了したアクセス解析ツールのドメインが他者の手に 不審なスクリプトが設置されている可能性も

» 2022年05月18日 19時40分 公開
[ITmedia]

 NTTグループのNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは5月18日、2020年7月に提供終了した同社のアクセス解析ツール「Visionalist」で使っていたドメインが何者かに取得されたと発表した。情報セキュリティ上問題のあるスクリプトが設置されている可能性があるとしている。

photo Visionalistのサービスサイト(Wayback Machineで確認)

 問題のドメインは「tracer.jp」。以前はVisionalistのログ収集システムを置いていたが20年のサービス終了に伴いドメインを廃止していた。ユーザーがWebサイトに設置したアクセス解析用のスクリプトを放置していると、意図せず悪意のある処理が実行される恐れがある。

 同社はサービス終了時、ユーザー向けにアクセス解析用スクリプトを削除するよう呼び掛けていたが、今回の件を受けリスク回避のため改めて注意喚起した。

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