ソニーは5月18日(現地時間)、アクティブノイズキャンセリング(ANC)対応の新型ワイヤレスイヤホン「LinkBuds S」を海外発表した。国内価格は不明だが、米国のソニー公式Webサイトでは199.99ドルでアナウンスしている。
同社は、LinkBudsの初代モデルを2022年2月に発表。外音を自然に取り込める“穴開きドライバー”を採用した独特の形状が特徴的だったが、LinkBuds Sは、同社のワイヤレスイヤフォン最上位モデル「WF-1000XM4」と同じく、カナル式イヤーチップとANCを採用している。
公開された動画からは、LinkBuds Sを装着したまま、リアル空間での会話と、音楽/ゲーム/バーチャル空間を自在に行き来する描写が見て取れる。キャッチフレーズは、LinkBudsと同様「Never Off」。
本体の重さは片方4.8gと軽量(WF-1000XM4は7.3g)を実現。「統合プロセッサーV1」に加え、5mmのドライバー(WF-1000XM4は6mm)を採用している。バッテリーは、ANCオンの状態で6時間、ANCオフで9時間の再生が可能。5分の充電で1時間の音楽再生ができる急速充電機能もある。
マイクは内側と外側に2つ搭載。外側はメッシュ構造を採用しており、風切り音を低減。騒がしい環境でもクリアな会話が可能なノイズリダクションアルゴリズムを搭載する。外音取り込みとノイズキャンセリングの自動切り替えや、装着者が話しかけると自動的に外音取り込みをオンにする「Speak-to-Chat」に対応する。
対応コーデックは、SBC、AAC、LDACだが、超低遅延でゲームなどに最適と謳う、Bluetoothの新規格「LE Audio」をサポート予定。2022年中に提供予定のファームウェアアップデートで利用可能(対応デバイスが必要)になるとしている。圧縮音源をアップスケールする「DSEE Extreme」にも対応する。
空間オーディオ「360 Reality Audio」に加え、LinkBudsと同様に音声AR機能もサポート。米Nianticの「Ingress」や、米Microsoftの3Dオーディオマップアプリ「Soundscape」などで音声ARを体験できる。
その他、IPX4の防水機能、Googleの「Fast Pair」、Windows向けの「Swift Pair」による簡略化されたペアリング、「Googleアシスタント」「Alexa」の呼び出しなどが利用可能。充電ケースはUSB Type-Cポートを内蔵する。
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