――今の作業環境の構築にあたってテーマはありますか?
とくにテーマはありませんが、強いて言うなら「ミニマルの対岸にいるマキシマムなデスク(でも見た目はミニマル)」が最も近いかもしれません。見た目は白系ガジェットで統一することで、ミニマルな雰囲気だけど、やはり作業デスクなので性能面は妥協しないセットアップを心がけています。
――こだわったポイントはどういったところでしょうか
色々とこだわりはあるんですが、一番こだわったポイントは「パッとデスクを見たときの美しさ」です。例えばキーボードやテンキーもキートップを付け替えたり、真っ白になりすぎないようにライトグレーを取り入れたりと、「デスクとして完成したときのデザインの統一感」を考えながら構築していますね。
でもこれって色縛りと性能を両立させようとすると意外と難しいんです。例えば白くて性能の高いガジェットでいうとゲーミング用途のアイテムが多いのですが、ソリッドなデザインだったり、ギラギラしたデザインが多いので、安易に手を出すとバランスが崩れてしまいます。それを避けながら、できるだけミニマルなデザインのガジェットを選んでいった点がこだわりです。
次にこだわった点は配線収納ですね。スタンディングデスクとデスクトップの組み合わせって、実はものすごく相性が悪いんです。床に置くと配線もスタンディングできる長さにしなければならないし、そうすると座り姿勢の高さのときに床にだらりと垂れてしまうんですよ。それが嫌で嫌で、色々と試行錯誤した結果、デスクトップPCを床に置くのではなく、デスク裏から吊り下げる構造にしたり、床を這わせるケーブルの数を減らしたり、工夫をしています。
ちなみにデスクは「PREDUCTS DESK」と一緒にコラボしたモデルで、特注でデスクトップPCを吊り下げられるモジュールを作ってもらいました。
最後はやっぱり性能面で、ミニマルでも性能を妥協していない点です。とくにデスクトップPCはコンシューマー向けでは最高クラスで、どんな作業も快適にこなしてくれます。具体的にはM1のMacBook Airで30分は掛かるエンコードも、ハイスペックの自作PCならば5分程度で書き出せます。財布的には痛かったのですが、何不自由なく作業できるスペックは精神衛生上とてもよい散財でした。
デスクまわりは1日のうちで一番いる時間が長く、たくさんこだわりが詰まっています。これを全部話すと一晩では足りないのでこの辺にしておきます(笑)
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