USB(ユーエスビー)は「Universal Serial Bus」の略。口語ではUSBメモリスティックというデバイスを指して「USB」と呼ぶ場面もあるが、本来はコンピュータと周辺機器を接続するための規格のこと。和訳すると、直列型(Serial)データ転送路(Bus)の共通規格という意味になる。
USBを採用した記憶装置(フラッシュドライブ)が「USB flash Drive」。現在よく使われている棒状のデバイスは一般に「USBメモリスティック」と呼ばれる。近年ではデータ保存容量が1TBを超えるモデルも出回るなど大容量化が進んでいる。
なお、「メモリースティック」というと、ソニーが提唱していたカード型記憶装置の規格という別物になってしまうので注意だ。
USBメモリスティックを使ったデータの移動では、紛失や盗難で大量の個人情報や機密情報などが流出する恐れもある。USBメモリスティックがコンピュータウイルスを媒介する可能性から、社内規定でUSBメモリスティックの使用を禁止する企業も存在する。
一方で、一部の自治体では個人情報保護条例などの規定により「オンライン結合」を制限する場合もある。オンライン結合とは通信回線を使って個人情報を外部から入手できる状態にすること。
実施する場合は審議会に意見を聞く必要があるが、USBメモリスティックを使った転送はオンライン結合に当たらないため、この制限を受けないとの基準を示している自治体も存在する。
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