この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「Google Cloud、サービスの割引料金や契約をカスタマイズして顧客に提供できる「Google Cloud Marketplace Private Offer」正式リリース」(2022年8月8日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Google Cloudは、Google Cloudのパートナーがクラウド上で提供するさまざまなサービスについて、料金の割引率や契約などをカスタマイズして顧客に提供できる「Google Cloud Marketplace Private Offer」を正式リリースしたと発表しました。
Google Cloud Marketplaceは、Google Cloud上で同社のパートナーがサービスを販売できるマーケットプレースです。「mongoDB」や「Cassandra」といったデータベースや「Jenkins」や「GitLab」などのDevOpsツールなどをはじめとする、さまざまなサービスが提供されています。
これまでGoogle Cloud Marketplaceで提供されるサービスはすべての顧客に対して一律の料金や契約条件で提供されていました。Google Cloud Marketplace Private Offerはこれを顧客に応じて柔軟にカスタマイズできるというものです。
Google Cloud Marketplace Private Offerで選択できる料金モデルは、定額制、従量制、そして従量制+定額制の3種類。
定額制では一定の利用範囲の下で毎月同じ料金が発生する方式。顧客に合わせた割引率を設定できます。
従量制では、顧客に対して一定の割引率を設定することが可能です。また「確約利用割引」と呼ぶやや複雑な料金設定も可能。従量制+定額制では、一定の使用量までは定額で、それを超えた部分を従量制にする方式です。
支払いについても前払い、後払いを選択でき、契約期間の設定、自動更新の設定なども可能。
これによりサービスを提供するパートナーは支払いをGoogle Cloudの請求に一本化できる利点を保ちつつ、顧客に対して柔軟な料金と契約形態を提供することが期待されます。
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