総務省が9月2日に施行した電波法施行規則などの改正省令を受け、5日にはバッファロー、NECプラットフォームズが相次いで「Wi-Fi 6E」準拠の無線ルータを発表した。今回の省令により6GHz帯を使う無線LANと、自動車内における5.2GHz帯無線LANが使用できるようになった。
現在の無線LAN規格「IEEE 802.11ax」はもともと6GHz帯の使用も想定しており、日本では21年11月の周波数再編アクションプラン公表、今年4月には情報通信審議会が技術要件をまとめるなど、6GHz帯の“解禁”に向けた準備を進めてきた。
6GHz帯を活用するIEEE 802.11axは、これまでの「Wi-Fi 6」(Wi-Fi Allianceの呼称)に対して「Wi-Fi 6E」と呼ばれる。2.4GHz帯、5GHz帯に6GHz帯を加えた“トライバンド”を使って160HMz幅のチャンネルを最大3チャンネル形成でき、Wi-Fi機器同士の干渉を避けながら大容量通信が行える。ただしPCなど端末側も対応している必要がある。
今回の6GHz帯解禁を受け、バッファローはデザインを一新した「WNR-5400XE6」シリーズの出荷を5日から始めた。実売価格は2万3000円前後から。
一方のNECプラットフォームズは「PA-WX11000T12/WX7800T8」を15日に発売すると発表した。実売価格は2万3000円前後から(税別)。
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