任天堂は2月7日、2023年3月期第3四半期連結業績(22年〜12月)の資料を公開し、22年9月に発売した「スプラトゥーン3」がこれまでに1013万本、11月に発売した「ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」が合計2061万本を売り上げたことを明らかにした。
任天堂のソフトウェア販売本数は、22年第4四半期には5577万本、23年第1四半期には4141万本と減少傾向だった。しかし同第2四半期に5400万本まで回復。同第3四半期には、スプラトゥーンやポケモンの影響で7670万本まで推移した。ゲーム機の販売台数も減少傾向だったが、同様に回復した。
しかし、2023年3月期第3四半期連結業績は売上高が1兆2951億円(前年同期比1.9%減)、営業利益が4105億円(同13.1%減)と減収減益だった。原因の一つは為替変動による営業外収益の減少だ。
22年3月以降に円安が進み続け、10月には1ドル150円近くに及んだ。任天堂は第2四半期連結累計期間に為替差益764億円を計上。しかし、12月末には1ドル131円まで上昇。第3四半期連結累計期間の為替差益は289億円まで落ち込んだ。
任天堂は今後、「ゼルダの伝説」シリーズや「ピクミン」シリーズの新作、米Universal Studios Hollywoodの任天堂エリア、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などを発売・公開する予定。自社IPに触れる人口を拡大していくという。
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