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Twitterの「SMS認証」3月19日に終了 まだ解除してない無料ユーザーは早めの変更を(1/3 ページ)

» 2023年03月19日 14時00分 公開
[ITmedia]

 米Twitterが2月に発表した、SMSを使った2要素認証をサブスクリプションサービス「Twitter Blue」ユーザー限定にする措置。同社は無料ユーザーに対し設定を削除するようにアプリ内で案内していたが、その期限が迫っている。

無料ユーザーを対象に、3月19日までにSMSを使った2要素認証を削除するように案内する通知

 Twitterは設定を削除していない無料ユーザーに数日前から再び告知を始めている。3月19日までを期限としており、まだ設定解除していないユーザーは急いだほうが良いだろう。同社は「Twitterにアクセスできなくなることを防ぐために」と案内しており、おそらく再ログインする際にSMSで送られてくるはずのコードが受け取れず、ログインができなくなるものと思われる。

2要素認証を今後も使いたいなら認証アプリを使おう

 なお、認証アプリやセキュリティキーなど、SMS以外の2要素認証については引き続き対応しており、今後も無料アカウントで2要素認証を利用したい場合は、「Google Authenticator」「Microsoft Authenticator」「Authy」などの認証アプリを使うのが手っ取り早いだろう。

 導入方法だが、事前に各認証アプリをダウンロードした上で、Twitterアプリの「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「セキュリティ」→「2要素認証」と進み、「認証アプリ」を有効にすると設定画面に移行する。iOS版では「Link App」というボタンが表示されるが、タップするとiOSに内蔵された認証機能が有効になる。もし、Google Authenticatorなど他のアプリを使いたい場合は、「別の端末でリンク」をタップし、表示されたQRコードを各認証アプリで読み込めばOKだ。

 ただし、Google Authenticatorなど画像取り込み機能がないアプリでは、表示されたQRコードを読み込む手段がない。スマホがもう1台あればそちらで読み取ってアカウントをエクスポートすれば良いが、1台しかない場合は「Can't scan the QR code?」をタップして表示されるコードを認証アプリに入力すれば登録できる。認証アプリ側で発行されたコードをTwitterアプリに入力して通れば設定完了だ。

 念のため、その後表示されるバックアップコードも保管しておくことをおすすめする。もし、認証アプリを入れたスマホを紛失した場合など、アプリなしでログインする際に必要となる。Google Authenticatorはエクスポート機能もあるため、サブのスマホやタブレットなどにコピーしておくのも手だろう。

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