申請数が9600万を超えたマイナンバーカード。多くの人が持つカードになった一方、その取扱については、よく知られていないことも多い。マイナンバーとマイナンバーカードの素朴な疑問について、マイナンバー制度やマイナンバーカード、マイナポイント事業に造詣が深い野村総合研究所の冨田勝己氏に聞いた。
保険証に続き運転免許証代わりにも使えるようになる予定のマイナンバーカード。これまで以上に持ち歩くことが増えるわけだが、すると心配になるのが裏面に記載されたマイナンバーだ。国民一人一人に固有の番号とされるマイナンバーは、以前から個人情報として取り扱いが注意されてきた。
ではこのマイナンバーを、うっかりほかの人に知られてしまったらどうしたらいいのだろうか?
「マイナンバーを他の人に知られても、それだけでは、マイナンバー以外の個人情報がその人に知られることはありませんし、行政手続等でなりすまされてしまうこともありません」と冨田氏は話す。
総務省は「裏面のマイナンバーを他人に見られたらどうなるの?」という疑問にリーフレットで回答している。それによると「見られても他人は悪用できない仕組み」だとした上で、次のように記載している。
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