近藤氏:昨年の夏くらいにポッドキャストを始めて、ポッドキャスターとして、もっと聞いてくれている人の反応が分かったり、ゲストに来てくれた方との関係性が残ったりすれば良いのにと思っていました。また他の面白いポッドキャストをどうやって探せば良いのか分からなかった、というのも大きいと思います。
──こちらですよね。「近藤淳也のアンノウンラジオ」
近藤氏:そうですそうです!
──やはり、そこが起点ですか。近藤さんは自分が欲しいものを手掛かりにモノを作る人だと思っていたので、なんとなくそうなんじゃないかなとは思ってました
近藤氏:はい。ただ、自分が欲しいだけではなく、皆も欲しいんじゃないかな、と感じていたというのもあります。少しホームページなどを作れるポッドキャスターさんは、だいたい自分のポッドキャストページを作って、そこにエピソードで紹介したものをリンクしたり、出演者を表示したりされている方が多かったので、そういうことをもっと簡単にできるようにしたら、使いたい方もいらっしゃるんじゃないかな、と思いました。
──いや、そこはまさにそうで。私もそこはやっていて、みんなどうしているのかな。なにか良い手段はないかな、と思っていたところです
近藤氏:はい。そうですよね! もともとそういうことを考えていたところにWhisperが出てきて、かなり実用的な精度と速度で文字起こしができるようになりました。そこから、これまでにないポッドキャストの体験が作れるように感じたのです。
──現状だとTwitterに流すぐらいしか、ポッドキャストを広める方法がないんですよね(笑)
近藤氏:ほんとそうです(笑)
──いいタイミングでAIがきてくれたということですね
近藤氏:はい。文字起こしがなかったら作っていなかったかもしれません。
──そうですよね。あと、一応これはお約束で聞くのですが、今後、ビジネス面とかはなにか考えていますか?
≪近藤氏:まだあまり考えられていない、というのが正直なところですが、自分だけではなくて関わってくれている人がちょっとずつ増えてきたので、そういう方にどこかで「関わって良かった」と思ってもらえるような形にはしたいなとは思っています。あと、ポッドキャスターは全然儲からないので(笑)、もし可能ならポッドキャスターがお小遣いくらいは稼げるようにできたら良いなあ、と思っています。
──確かに儲からないですね(笑)
近藤氏:ですよね(笑)
このインタビューは少し前に行ったのですが、この後LISTENは、近藤さんが話してくれた内容を、まさに体現するかのように次々に新機能をリリースしていきました。
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