神奈川新聞社は5月29日、読者から得た情報を第三者に漏えいしたとして謝罪した。記者が得た情報を取材先の家族に伝えたところ、家族がSNSで関連する投稿をしたため、読者がそれを発見し問題が判明した。
同社は3月下旬にある飲食店を紙面で紹介。4月26日に読者から同飲食店に関する指摘が寄せられた。その指摘を見た記者が情報を同店経営者に伝えたという。経営者がSNSで指摘に関して投稿し、読者がそれを見て本社に連絡。記者に確認したところ情報漏えいを認めた。
再発防止に向けて、情報漏えいに関与した記者の読者提供情報の閲覧を禁止。全社員に向けては、企業秘密保持規定・目的外利用の禁止を順守するよう通知した。
同紙の秋山理沙編集局長は「日々、読者から情報提供を呼び掛けているが、寄せられた情報は神奈川新聞の言論、報道のみに利用し、第三者への漏えいは決して認められない」として謝罪した。
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