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節電しながら「室内熱中症」避けるには? ポイントは湿度と〇運転節電テック(2/2 ページ)

» 2023年07月11日 13時25分 公開
[ITmedia]
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 三菱電機によると、節電と熱中症対策を両立させるには、室温28℃以下、湿度は50〜60%が目安。さらにエアコンは人に向けてスイング運転(風を上下に動かす)します。

室内での熱中症 気をつけるポイントと対策について(出典は三菱電機)

 エアコンの設定温度を1℃上げると10%ほどの節電になるというデータがありますが、一方で室温が28℃より高くなると熱中症を起こす可能性が高くなります。また28℃では暑いと感じる人も多いため、湿度調節と気流で体感温度を下げます。スイング運転にするのは、体の同じ場所に冷風を当て続けるのは良くないからです。

 窓にはすだれ等を用いて直射日光を遮ります。窓から入ってくる熱は全体の74%を占めているので、窓の対策は節電に有効。またエアコンのフィルター掃除も忘れずに。

 この他、三菱電機は人側の熱中症対策として、1)喉が渇いていなくてもこまめに水分補給、2)食事や睡眠はしっかりとって生活習慣を整える、3)熱中症になりやすい高齢者や幼児には周囲の人が声かけ、見守りの3点を挙げています。節電は健康や快適さを損なわない範囲で取り組みましょう。

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