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サーバ不正操作で殺害予告メール配信疑い 兵庫・芦屋の中3書類送検「ナイフでめった刺しに」 警視庁

» 2024年03月12日 18時25分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 学術団体のサーバを不正に操作し、「恒心教」と呼ばれるインターネット上の集団から攻撃されている特定の弁護士を「殺す」などと記したメールを送信したとして、警視庁捜査1課は3月12日、電子計算機損壊等業務妨害と威力業務妨害の疑いで、兵庫県芦屋市の中学3年の男子生徒(15)を書類送検した。処分意見として保護観察を求めた。

 送検容疑は2023年8月18日朝、自宅でタブレット端末を使い、北海道内の学術団体のサーバーを不正に操作。都内の実在する中学生を名乗り、40代の男性弁護士を「ナイフでめった刺しにして殺す」「証拠隠滅のため住宅に放火する」などと記したメールを中学生の通う学校など約9000件に配信。学校の業務を妨害したとしている。

 調べに対し「殺害予告をするとストレスを解消できる。自分の気持ちがすかっとすればそれで満足だった」と容疑を認めている。

 捜査1課によると、メールで氏名を使われた中学生も「恒心教」と呼ばれる集団から攻撃を受けていたという。団体のサーバーは何者かから不正アクセスを受け、侵入に必要な情報がネット上の掲示板に掲載されていた状態だった。

photo 警視庁

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