フランスで5月14日から開催される「カンヌ国際映画祭」で、スタジオジブリが「名誉パルムドール」を授与されることが分かった。映画祭のWebサイトなどで4月17日に発表された。
名誉パルムドールは映画界への貢献に対して贈られるもので、個人ではなく団体(スタジオ)が受賞するのは初めて。カンヌ映画祭はプレスリリースの中で、「スタジオジブリは、純粋な傑作を独自に制作し、マスマーケットを制服するという、不可能に思われる偉業を成し遂げ得た」と紹介している。
スタジオジブリは、1984年の映画「風の谷のナウシカ」の成功を機に、宮崎駿さん、高畑勲さん、鈴木敏夫さんを中心として1985年に設立したアニメーション・スタジオ。これまでに20本を超える長編映画を制作してきた。
スタジオジブリの鈴木敏夫さんは授与にあたり、感謝の言葉とともに、スタジオの歴史に触れて「私も宮崎監督もかなり年齢を重ねてきましたが、これからもスタジオジブリは、その精神を受け継ぐスタッフのもと、新たな挑戦を続けていくことと思います」というコメントを寄せている。
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