大阪府教育庁は5月24日、府立高2校で生徒の個人情報が入ったUSBメモリや、学年末考査の答案を紛失していたと発表した。すでに保護者には経緯を説明し謝罪した。情報流出などの被害は確認されていない。
北摂つばさ高では1月下旬、3年生25人分の氏名や学期ごとの成績といった個人情報を教員が私物のUSBメモリに保存し、校外へ持ち出した。3月6日に紛失に気づいて探したところ、通勤途中に立ち寄っていた店に保管されていたことが分かり、6日後に返却された。
同庁はUSBメモリなどの外部記憶媒体へ個人情報を保存することを禁じている。担当者は「ルール徹底と改めて注意喚起を行う」としている。
西寝屋川高では3月、講師が机の引き出しの中に保管したはずの2年生の学年末考査の答案29人分がなくなっていた。実際には誤って廃棄した可能性が高いという。答案は事前に電子化していたため、採点に問題はなかった。
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