一般ドライバーが有償で乗客を送迎するライドシェア事業に参入するnewmo(東京)は6月10日、運転手としての勤務を希望する人を対象とした説明会を大阪市内で開催した。2025年4月に開幕する2025年大阪・関西万博の会期中はタクシー運転手の不足が予想されており、同社は募集を早期にはじめ、需要に対応したい考えだ。
運転手は連携するタクシー会社が管理し、newmoは運転手の募集や選考などを担う。同社は、相手のタクシー会社に出資も行う。3月には初めて岸交(大阪府堺市)に出資し、現在も各地の企業と、出資に向けた協議を進めている。
10日に実施した説明会には、Webサイトなどを通じて応募した18人が出席。40代の男性は「現在は訪日客向けのビジネスを手がけているが、大阪・関西万博の開催などで今後タクシー需要が高まると感じている」と語った。
newmoは5月末に運転手の募集を開始し、すでに数百人の応募があるという。25年度末までに全国で1万人の運転手を確保する計画で、大阪では6月にライドシェア事業を始める計画だ。
野地春菜COOは「万博開催期間中は会場への輸送などで、1日2000台以上のタクシー不足が発生すると指摘されている。ライドシェアをめぐる規制緩和は今後進むとみており、しっかり準備を進めていきたい」と語っている。
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