動画投稿サイトYouTubeの運用サービスなどを行う情報通信会社エビリー(東京都渋谷区)は、7月7日に投開票された東京都知事選を巡り、3選を果たした無所属現職の小池百合子氏(71)、無所属新人の前広島県安芸高田市長、石丸伸二氏(41)、無所属新人の前参院議員、蓮舫氏(56)、無所属新人の元航空幕僚長、田母神俊雄氏(75)の主要4候補に関するYouTube関連動画の本数、総視聴回数の分析結果をまとめた。本数、総視聴回数のいずれも石丸氏が群を抜いており、得票数で2位となった躍進の背景にYouTubeの存在があったことが改めて裏付けられる結果となった。
同社では6月21日から7月6日の選挙期間中について、登録者数が1000人以上の国内YouTubeチャンネルの視聴データが分析できる同社の「kamui tracker」(カムイトラッカー)を使い、関連動画の本数と総視聴回数を調査。タイトルに候補者の名前が含まれている動画を「関連動画」として判定した。
動画本数では1位が石丸氏(2885本)、2位が蓮舫氏(1644本)、3位が小池氏(1496本)、4位が田母神氏(536本)で、動画のタイトルに含まれていたキーワードでも「石丸伸二」が多く含まれていたという。
総視聴回数は1位が石丸氏(1億5402万271回)、2位が小池氏(9054万3653回)、3位が蓮舫氏(8880万4900回)、4位が田母神氏(2502万9974回)となり、石丸氏が唯一、1億回を超えた。
石丸氏が多くの動画で取り上げられた理由として、同社は「(石丸氏が)演説で『動画を拡散してください』と呼びかけ、SNSを特に活用していたことが挙げられる」としている。
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