TOPPAN(東京都文京区)とファンケル(神奈川県横浜市)は9月27日、横浜市内の小学校2校で「体温を見える化するシール(仮称)」の社会実証を行うと発表した。児童の熱中症対策に役立てる考え。
運動会の練習や社会科見学といった課外活動の際、温度によって色が変わるシールを児童の腕に貼り、本人や教員が確認できるようにする。TOPPANのフィルム成膜技術を用いたシールは伸縮性があり、運動時にも使いやすいという。
環境省と文部科学省が作成した「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」によると、教育現場の熱中症事故は毎年5000件程度発生しているという。TOPPANは「今までは感覚的に判断するしかなかった体温上昇を、色の変化で客観的に確認できる」としている。
シールは2025年度中の商品化を目指している。
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