ITmedia NEWS > 速報 >

小学校の課外活動で「体温を見える化するシール(仮称)」の実証 熱中症対策に TOPPANとファンケル

» 2024年09月27日 17時00分 公開
[ITmedia]

 TOPPAN(東京都文京区)とファンケル(神奈川県横浜市)は9月27日、横浜市内の小学校2校で「体温を見える化するシール(仮称)」の社会実証を行うと発表した。児童の熱中症対策に役立てる考え。

(いらすとや)

 運動会の練習や社会科見学といった課外活動の際、温度によって色が変わるシールを児童の腕に貼り、本人や教員が確認できるようにする。TOPPANのフィルム成膜技術を用いたシールは伸縮性があり、運動時にも使いやすいという。

 環境省と文部科学省が作成した「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」によると、教育現場の熱中症事故は毎年5000件程度発生しているという。TOPPANは「今までは感覚的に判断するしかなかった体温上昇を、色の変化で客観的に確認できる」としている。

 シールは2025年度中の商品化を目指している。

温度によって青から赤へと色が変わる「体温を見える化するシール(仮称)」のイメージ(出典:TOPPAN)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.