米Metaが運営するSNSのThreads上で、9月ごろからトピックになっている「Threads Moderation Failures」(Threadsのモデレーションの失敗)について、Threadsの責任者、アダム・モッセリ氏が10月11日(現地時間)に「人間のレビュアーによるもの」とポストした。
このトピックは、モデレーションにより、ユーザーが問題行動を起こしていないのにアカウントにアクセスできなくなったり、ポストを削除されたりする問題についてのものだ。例えば物議を醸す英BBCの記事にリンクを貼っただけでアカウントを削除されたり、猛暑が「死にたい」ほどだとポストしたらアカウントをロックされたりしたという例が紹介されている。モッセリ氏は8日、複数のポストに「調査中です」と返信していた。
11日のポストでモッセリ氏は、まだ調査中だが、問題を見つけて変更を加えているとし、「最もはっきりしているのは、人間のレビュアーがポストのコンテキスト(背景情報)を提供されずに判断していた」と説明した。「レビュアーがより良い判断ができるよう、この問題を修正している」。
モッセリ氏はさらに別のポストで、「構築したツールの1つが壊れてしまい、十分なコンテキストを表示できていなかった」とも語った。
Threadsではエンゲージメントベイトが増加しているという批判も上がっており、これの対策が過剰になったのか、人気コラムニストのウォルト・モスバーグ氏は9日、通常は100〜1000件の「いいね!」がついていたのが、ほぼ0に急落したとポストした。これに対し、モッセリ氏は「チームに調査を依頼する」と答えた。
Threadsのユーザー数は、8月に2億人を突破している。
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