メルカリは5月8日、フリマアプリ「メルカリ」において、パスワード不要の認証方式「パスキー」の登録者数が累計1000万人に達したと発表した。
パスキーは、FIDO Allianceが策定した認証技術。端末の顔認証や指紋認証などを用いて本人確認を行う仕組みで、ログイン時のパスワード入力が不要となる。iOSではTouch ID(指紋認証)やFace ID(顔認証)、パスコードに対応し、Androidでは指紋、虹彩、顔、または画面ロック(PIN・パターン)による認証が可能だ。
同社では、2023年4月にビットコインの取引サービスでパスキーに対応。24年1月には「メルカリ」のログイン認証にも導入し、同年9月からはパスキーを登録済みのユーザーに対して、パスキーによるログインを原則必須とした。こうした段階的な取り組みにより、5月に登録者数が1000万人を突破したとしている。
同社はパスキーについて、「ログイン時のパスワード入力が不要で利便性が高く、フィッシングによる不正利用も確認されていない」と述べ、安全性の高さを強調。「今後も安心安全にご利用いただける環境を構築していく」としている。
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