甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月5日に開幕する第107回全国高校野球選手権大会を巡り、主催する日本高野連と朝日新聞社は4日、選手や関係者に対する主にSNSでの誹謗(ひぼう)中傷や差別的な言動に対して、「法的措置を含めて毅然とした対応をとる」と連名で声明を発表した。
声明では誹謗中傷について、「名誉や尊厳、人権を傷つけ、心身に深刻な影響を生じさせるものであり、決して看過できない」とし、甲子園を「全国の高校球児たちが日々の鍛錬の成果を発揮し、スポーツマンシップに則って真剣勝負を繰り広げる、かけがえのない舞台」と位置付けた。
そのうえで、誹謗中傷や差別的な言動を慎むよう求め、そうした行為があった場合は、法的措置を含めて毅然とした対応をとるとした。
SNS上ではある出場校に対して、部内で問題が発生しているという真偽不明の内容の投稿が複数確認されているが、高野連の声明ではこの点については触れていない。
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