NTT東西地域会社は9月29日、メタル設備を使った加入電話の基本料金を、2026年4月1日から値上げすると発表した。利用者が減少する一方、老朽化したメタル設備の維持に必要なコストが増大しているため。
値上げ幅は、事務用が月額330円、住宅用が同220円。
メタル設備を利用した加入電話は2035年ごろまでに「サービスレベルの維持が困難な状況」を迎える見通しで、NTTグループは2035年ごろをめどに、光回線やモバイル回線のサービスに段階的に移行する方針。
切り替えるまでの間、老朽化したメタル設備や電柱・管路などの保全や更改、災害対策が必要な一方で、人権費や物価の上昇が進んでいる現状を踏まえ、値上げでコストをまかなうと説明している。
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