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三井住友カード、Vポイント運営のCCCMKを子会社化 アプリ統合しデータ活用強化

» 2025年10月03日 15時11分 公開
[ITmedia]

 三井住友カード(東京都港区)は10月3日、共通ポイント「Vポイント」を展開するCCCMKホールディングス(以下CCCMKHD)を子会社化すると発表した。2026年3月末までに株式を追加取得し、出資比率を現在の20%から55%に引き上げる。社名は「Vポイントマーケティング」に改める。

photo 社名は「Vポイントマーケティング」に改める(出典:発表資料)

 三井住友フィナンシャルグループ、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との4社連名で発表した。Vポイントを「金融グループが主導する唯一の共通ポイント」と位置付け、強化する狙いだ。三井住友カードは今後、「Vポイントアプリ」と「VポイントPayアプリ」を統合し、SMBCグループのデジタルサービス「Olive」や「Vpass」などとの連携を強化する。

 4社は、口座・決済・購買の3種のデータを組み合わせたパーソナライズ施策も進め、消費者ニーズを踏まえた「Vクーポン」を配布したり、非金融事業でのVポイントの活用などに取り組むとしている。

 CCCMKHDは、CCCが筆頭株主として株式の60%を保有していたが、再編後は三井住友カードが55%、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が25%、CCCが20%という出資比率となる。

 4社は「CCCグループとSMBCグループの協業関係には変わりない」として、今後も店舗デザインや金融サービスの分野で協業を続けるとしている。

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