日本政府、OpenAIに「著作権侵害行為」を行わないよう要請 Sora 2での“アニメ風動画”問題を受け(1/2 ページ)
OpenAIの動画生成AI「Sora 2」で生成された、日本のアニメ作品に酷似した動画がSNS上に相次いで投稿されている問題を受け、政府がOpenAIに対して著作権侵害行為を行わないよう要請していたことが分かった。10月10日の記者会見で、城内実内閣府特命担当大臣(知的財産戦略、AI戦略など)が明らかにした。
問題を巡っては、OpenAIのサム・アルトマンCEOが10月4日に自身のブログで改善方針を発表。城内大臣は会見で政府としての対応の有無を問われ、「アニメ・マンガは世界に誇るかけがえのない宝」と述べた上で、「OpenAI社に対し、著作権侵害となるような行為を行わないよう要請した」と明かした。要請は内閣府の知的財産戦略推進事務局がオンラインで行ったという。
Sora 2は、OpenAIが9月30日(現地時間)に公開した最新の動画生成AI。X上では「ドラゴンボール」「BLEACH」「千と千尋の神隠し」など、日本の人気アニメ作品に酷似したアニメ風動画が多数投稿されており、著作権の侵害を懸念する声が広がっていた。
問題を受け、10月2日には自民党副幹事長で弁護士の塩崎彰久衆院議員が自身のXで「重大な法的・政治的問題がある」と指摘。3日には「事態が改善されなければ2025年に成立したAI推進法第16条の調査権を発動し、Sora 2の基本仕様やフィルタリング措置、削除対応の実績などについて説明を求めることを検討すべき」と投稿し、政府の対応を促していた。
10月7日には、平将明デジタル相も記者会見でSora 2について「OpenAIによって、日本のルールに合うよう調整してもらう必要があるだろう。ビッグテックの自主的な対応を強く求めたい」と言及。問題が解決しない場合には、AI推進法に基づく対応も検討するとしていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
CHARGESPOTのバッテリー、川に大量投棄か SNSで動画拡散 「警察と連携して回収・調査」
-
2
「REALFORCE」ロゴ入りで「ATMと同じ打鍵感」 東プレ製テンキー、セブン銀がプレゼント
-
3
楽天、“攻撃型ドローン”報道で問い合わせフォーム設置 ただし「返信はしない」
-
4
さくら、別のシステムでも不正アクセスか 会員情報136万アカウントが漏えいの可能性 調査で判明
-
5
通販生活が楽天市場から撤退 迎撃ドローン関連の報道受け「企業理念に反する」
-
6
LINE着せかえ“デザイン崩れ”問題、返金フォーム設置 ただ「返金できない場合も」
-
7
香川の私鉄「ことでん」、券売機をほぼ廃止 スマホで買う「デジタル切符」に移行 地方鉄道で全国初
-
8
数学界を騒がせた“あの図形”を実際に作製→新しい光学素材の卵に 東大などがNature系列誌で発表
-
9
フードデリバリー「menu」終了へ 「持続的なサービス提供が困難」 9月末まで
-
10
生成AI画像で“架空の女性”に成り済まして政治投稿か 立憲栃木県連の男性党員 一部報道
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR