この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS、Amazon EBSボリュームを数秒でコピーできる「Amazon EBS Volume Clones」リリース」(2025年10月22日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は、ブロックストレージを提供するサービス「Amazon EBS」(Amazon Elastic Block Store)のストレージボリュームを数秒でコピーできる新機能「Amazon EBS Volume Clones」のリリースを発表しました。
Amazon EBSは、そこで作成したストレージボリュームをAmazon EC2インスタンスにアタッチすることで、Amazon EC2インスタンス上にファイルシステムを構築することや、データベースを作成することが可能です。
これまで開発環境やテスト環境のように同一環境を複数作成する目的などでAmazon EBSのボリュームをコピーする場合、Amazon EBSのスナップショットをAmazon S3に保存し、そこから新しいボリュームを作成する必要がありました。
しかし今回新たに登場したAmazon EBS Volume Clonesでは、コンソールからの1回の操作もしくはAPIを一度呼び出すだけで、Amazon EBSボリュームのコピーが作成できるようになります。
コピーされたボリュームは数秒以内に利用可能になり、データに即座にアクセスできるようになります。これにより、本番環境をコピーしてテスト環境に用いたり、開発用のデータベースのコピーをすぐに作成できたりすることが、簡単にできるようになります。
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