人気アーティストのMrs.GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)が所属するユニバーサルミュージックは11月3日、ミセスの過去映像や音源などをSNSに無断でアップ・複製する行為について、「重大な迷惑行為」と指摘し、「ただちに該当する投稿を削除してください」と呼び掛けた。同社は、法的措置を含めた「厳しい姿勢で臨む」としている。
ミセスは、公式YouTubeなど一部の動画について、ファンが作成する非営利の動画内での表示を認めるガイドライン(「Mrs. GREEN APPLEオリジナル音源」動画利用に関する注意事項)を発表しているが、このガイドラインを超えた利用が目立っているようだ。
同社が確認している「悪質な行為」は、「アーティストの映像や音源のSNSへの無断アップロード、交換、譲渡、販売」「ライブの盗撮や盗聴、音源のSNSへの無断アップロード、販売」「テレビやラジオ、ネット番組の画像や音源の譲渡・販売」「メンバーの肖像を使った無許諾アイテムの販売」「アーティストの誹謗中傷を含む投稿」「アーティストやスタッフになりすましたアカウント作成・運用」など。
これらの行為は、アーティストの肖像権やパブリシティ権、同社の著作権などを侵害するおそれがある他、「違法アップロードや複製行為は、アーティスト活動や作品制作に支障をきたす重大な迷惑行為」と警告する。
同社は既に、「重度の迷惑行為を行った対象者」の身元を特定し、法的措置を取った事例があるという。対象者はアカウントを凍結し、イベントなどへの「一切の参加をお断り」したとしている。
今後、無断アップロードされた映像などの削除が確認できない場合は「発信者情報開示手続きなどを経て、投稿者を特定のうえ、法的措置をとるなど、弁護士や各機関と協力して厳正に対処する」という。
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