コロプラは11月5日、人員整理を実施すると発表した。「キャリア転進支援制度」と称して、70人程度の希望退職者を募る。同社は人員整理の背景として、モバイルゲーム市場の環境の変化などを挙げている。
キャリア転進支援制度の対象となるのは、26歳以上の正社員70人程度。募集期間は11月24日〜12月12日までで、2026年1月31日を退職日とする。退職者には特別退職金を支給する他、希望があれば再就職支援も行う。
コロプラは「近年のモバイルゲーム市場環境は厳しさが増し、新作タイトルのヒット創出が年々難しくなっている」と市場環境を説明。同社のエンターテインメント事業も25年9月期(24年10月1日〜25年9月30日)は営業赤字が続いている。今後の長期的な事業の安定性と企業の持続可能性を高めるため、今回の人員整理に至ったとしている。
なお今回のキャリア転進支援制度で支給する特別退職金などの費用として、26年9月期第1四半期(25年10月1日〜12月31日)において特別損失として2億1000万円を計上する予定。
コロプラは同日、25年9月期通期連結決算も発表した。売上高は259億3300万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は10億200万円、純利益は3億600万円の赤字に。主力事業のエンターテインメント事業も、売上高は232億6400万円(同4.9%減)、営業利益は1億8000万円の赤字になっていた。
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