TVアニメ『サザエさん』初のアーケードゲームが登場した──しかも対戦機能付きだ。その名も「サザエさん まちがいさがし」。提供するのはKONAMIグループでアーケードゲーム事業を手掛けるコナミアーケードゲームスだ。
ゲームは11月14日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催された、アーケードゲームや関連技術「アミューズメントエキスポ 2025」で出展。ロケテスト以外で初めてプレイ可能な場となった。ゲーマー気質な記者が実際に遊んできたが、意外な歯ごたえとシュールさに驚かされた。
「サザエさん まちがいさがし」は、その名の通り間違い探しを主軸にしたゲームだ。プレイ人数は1〜2人。1人用モードでは虫眼鏡型のタッチペンを使って、画面に横並びで2つ表示される絵の違いを制限時間内に探す。
2人用の対戦モードでは片方の絵が自分のもの、もう片方が別プレイヤーのものとして扱われ、相手の絵との差をより多く見つけた方が勝ちとなる。なお、対戦モードは多くの格闘ゲームのように2つの筐体を使って遊ぶものではなく、1つの筐体の画面を2分割して遊ぶ。
ゲームモードは、1人でも2人でも3ステージを必ず遊べる「ノーマルモード」と、ステージ数の保証がない代わりにクリアし続ければたくさんのステージが遊べる1人用の「チャレンジモード」、そして2人で速さを競って遊べる「対戦モード」から選択できる。ゲーム終了後にはスコアが表示される他、占いを見ることができる。
記者はチャレンジモードをプレイ。要するにただの間違い探しだし、まぁ子ども向けだろうと高をくくっての判断だったが、これが結構難しい。もちろん間違い探しの絵もサザエさんのイラストなのだが、情報量が少なすぎてかえって差分を見つけにくいのだ。また、間違えがない場所をタップすると画面にマスオさんが飛び出してくる演出がシュールで集中できず、結局最初のステージすらクリアできなかった。
コナミアーケードゲームスによれば、同作は子どもだけでなく全年齢が一緒に楽しめるゲームとして企画したという。そのため広い世代に知られるサザエさんというIPと、間違い探しを組み合わせたゲームになった。対戦モードがあったり、間違い探しに歯ごたえがあったりするのもそのためという。
サザエさんというIPを起用した背景や、開発に当たっての具体的な経緯は伏せたが、シュールな部分についても「いろいろ考えた」と同社。なお、今後の展開については未定という。
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