OPPO 「Find X9」日本上陸 ハッセルブラッドカメラ搭載、バッテリーは7000mAh超え 14万9800円

[ITmedia]

　OPPOは12月16日、ハイエンドスマートフォン「Find X」シリーズの最新機種「OPPO Find X9」を国内で発表した。スウェーデン「Hasselblad」と共同開発した高性能カメラシステム、7025mAhの大容量バッテリー、日本初採用のMediaTek「Dimensity 9500」を搭載する。価格は14万9800円、12月23日から発売する。

　カメラシステムは超広角・広角・望遠の約5000万画素トリプルカメラとマルチスペクトルカメラの計4眼構成。広角にはソニー「LYT-808」を採用し、光を取り込む量は全機種「Find X8」と比較して約57%増加したとしている。望遠カメラはW型プリズム構造を採用し、光学で最大3倍ズーム、AI補正で最大120倍までデジタルズームに対応する。マルチスペクトルカメラは9つのスペクトルチャンネルを持ち、画像を48ゾーンに分割して色温度を検知。ホワイトバランスを補正する。

　SoCは、MediaTek Dimensity 9500を採用。バッテリーはシリコンカーボンアノード技術を採用することで、容量は7025mAhに達する。4K 60fps Dolby Vision動画を5時間以上撮影でき、同梱の急速充電器で80Wの「SUPERVOOCフラッシュチャージ」が可能だ。50Wの「AIRVOOC」ワイヤレス充電にも対応し、ソフトウェアによる加熱制御で-20度の環境下でも充電と使用が可能だとしている。

　約6.6インチディスプレイを搭載し、4辺全て1.15mmの極細ベゼルを採用した。リフレッシュレートは最大120Hzで、AMOLEDディスプレイはHDR10+およびDolby Visionに対応する。内蔵メモリは16GB、内蔵ストレージは512GBで、外部メモリには非対応だ。

　防塵（じん）・防水性能はIP68およびIP69で、真水への浸水や高圧洗浄の水圧、80度の熱湯噴射に耐えられるとしている。画面には「Corning Gorilla Glass 7i」を採用し、スイスSGSの耐衝撃テストをクリアしたという。

　AI機能「AIマインドスペース」アプリを搭載。アプリごとに散らばった情報を管理するもので、スクリーンショットの自動分類やタグ付け、手書きメモのカレンダー登録、メールで届いた仕事の予定、LINEで届いたお知らせ、Instagramで見つけたお店などをまとめて管理できるという。3本指で下から上にスワイプするか、端末左上に配置された「Snap Key」ボタンからアクセス可能。Snap Key長押しで音声メモ→自動文字起こしで、AIマインドスペースに登録することもできる。

　写真編集機能では、照明が薄暗い場所で撮影したポートレート写真でも、肌色のトーンなどを最適化する「AIポートレートグロー」のほか、不要なものを消去する「AI消しゴム」、ピンボケした写真をシャープに整える「AIぼけ除去」、ガラスの反射を除去できる「AI反射除去」も搭載する。

　OSは「ColorOS 16」を搭載する。「新世代のルミナスレンダリングエンジン」を採用し、画面の滑らかさを実現した他、「O+ Connect」によるiPhone／iPad／macとの連携にも対応。ファイルや写真を共有できるだけでなく、Find X9でiPhoneへの着信にも応答できるようになった。おサイフケータイ機能やマイナンバーカード機能にも対応する。

　販売チャネルはauとソフトバンク、MVNO2社、量販店、ECサイトなど。カラーはチタニウムグレーとスペースブラックの2色を用意する。重量は約203g、サイズは約74mm×157mm×8.0mm。購入者には「Google AI Pro」が3カ月無料で使えるキャンペーンも実施する。

同時発売する「「OPPO 3-in-1マグネットセルフィースティック」「OPPO Find X9マグネット対応アラミド繊維ケース」

セルフィースティックは、Bluetoothリモコンも付属しており、スティック部分をカメラのグリップに、リモコンをシャッターボタンのように使うことができる