Googleの元TPU開発者がNVIDIA入り 創業したGroqの推論技術ライセンス契約締結で
米AIアクセラレータ企業のGroqは12月24日(現地時間)、米NVIDIAとGroqの推論技術に関する非独占的なライセンス契約を締結したと発表した。契約は非独占的であり、Groqは独立企業としての運営を継続する方針としている。この提携により、AI推論の普及とスケールアップを加速させるとしている。
Groqは、2016年創業のカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置く半導体設計開発企業。創業者のジョナサン・ロスCEOは、米GoogleのAI専用チップ「TPU」の開発者の1人として知られる。従来のGPUとは異なる、LLMの処理に特化した独自のプロセッサ「LPU」(Language Processing Unit)を開発している。
この提携に伴い、ロスCEOやサニー・マドラCOO(最高執行責任者)兼社長をはじめとする主要メンバーがNVIDIA入りし、ライセンス技術の開発と普及を推進していく予定だ。Groqはこれまで自社のAI推論ソリューションを強みに急速な成長を遂げており、今回の契約はNVIDIAのAIインフラ戦略における推論技術強化の一環と見られている。
Groqは提携後もサイモン・エドワーズCFO(最高財務責任者)がCEOとして引き続き会社を率いるとしており、クラウドサービスのGroqCloudも影響なく運営されるという。
NVIDIAにとっては、独自のAI向けハードウェアおよびソフトウェア戦略にGroqの推論技術を取り込むことで、推論処理における競争力強化とエコシステムの拡大につなげる狙いがあるとみられる。
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