DAZNへの“擁護ゼロ”が物語る「積年の恨み」 W杯980円問題が物語ること
ITmedia NEWS Weekly AccessTop10
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2026年06月06日から06月12日までの7日間について集計し、まとめた。
先週のアクセス1位は、DAZNのサッカー専用プランの料金表示に批判が殺到したというニュース。「980円」と大きく表記されているため、月額980円だと思って契約したら、実は1年契約で、総額は最低2万6340円。ユーザーから「騙された」「ダークパターンだ」と声が上がった。
今回のサッカー980円問題でDAZNは謝罪したが、部分的な謝罪・返金にとどまっており、現在も「いや、これは月980円に見えるでしょ」と思わせる表示のまま。反省の色は見えない。
“擁護ゼロ”に見る問題の根深さ
この炎上で筆者が気になったのは、DAZNを擁護する声がほとんど見当たらないことだ。
普通、サービスが叩かれると「いや、確かに問題だけどここは便利だよ」など、かばう人が一定数現れるもの。ところが今回はそれが見当たらず、むしろ「知ってた」「前からそうだった」という声ばかり。炎上をきっかけに、過去の恨み節がどっと噴き出している。
Xでは、「他のスポーツでも同様の料金表示にだまされた」「高いのに広告が多い」「アプリがすぐ落ちる」「遅延がある」「サッカー目当てなのにプロ野球やバスケがトップに来る」「F1を配信していた時代にもダークパターンがあった」などなど、さまざまな不満が噴出している。
不満のコップはとっくに満杯で、今回のサッカープラン問題は、長年ためこまれた不満が決壊するきっかけの一つに過ぎなかったようだ。
これだけ恨みを買ってもユーザーがDAZNから抜けられないのは、「独占配信」の強みがあるからだろう。今回も、W杯で全104試合をライブ配信するのはDAZNだけ。だが裏を返せば、ユーザーは好きで残っているのではなく、独占コンテンツという人質を取られて「今は」逃げ場がないだけだ。
ただ、放映権は永久ではない。契約更新で他社に奪われたり、リーグが自前配信に乗り出す可能性は常にある。もし独占が崩れたら、これだけヘイトをためたサービスから人が秒で消えるのは目に見えている。怒られながらも頼られている今のうちに信頼を取り戻さないと、DAZNに未来はないような気がするのだが……。
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