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ローレンス・リバモア研究所のBlueGene/L、世界記録280.6TFLOPSを達成

6月の世界最速スーパーコンピュータランキングで首位だったBlueGene/Lが、性能を2倍以上に伸ばした。

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 米国立ローレンス・リバモア研究所は10月27日、同研究所のテラスケールシミュレーション施設(TSF)に導入されたBlueGene/LスーパーコンピュータがLINPACKベンチマークで280.6TFLOPSに到達したと発表した。これは、現在公表されているスーパーコンピュータの性能値で最も高いもの。当初予想は270T〜280TFLOPSというもので、目標をわずかに上回ったことになる。

 TSFのBlueGene/Lは6月時点における世界で最も強力なスーパーコンピュータであった(136.8TFLOPS)が、今回の計測で2倍に性能を伸ばしており、11月12日に行われるスーパーコンピュータランキング(Top500 List)でも上位入賞が確実視される。

 LLNLのTSFでは核兵器開発に利用されるスーパーコンピュータ、ASC Purpleも稼働している。こちらは100TFOPSの処理能力を持つ、IBM Power5ベースのシステムである。現在、TSFで最終的なテストを実施中だ。

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