とあるVTuberの活動終了が物議に 「中の人に違反行為あった」とする事務所に対し疑問の声相次ぐ
VTuber「餅月ひまり」はなぜ活動終了したのか──VTuber事務所「ライヴラリ」を運営するゆにクリエイト(東京都台東区)が発表した声明が物議を醸している。同社は「中の人に違反行為があった」などと活動終了の経緯を説明。しかし、同社所属のVTuber全員がほぼ同時期に活動を終了した経緯などから、ファンからは事務所の説明に対して疑問の声が上がっている。
ライヴラリにはもともと4人のVTuber、赤月ゆにさんと餅月ひまりさん、図月つくるさん、無月めもりさんが所属していた。しかし、赤月さんと無月さんの10月末での活動終了を皮切りに、タレントが相次いで活動終了を発表。11月末には、所属タレントが0人となっていた。
そんな中、同社は12月13日、餅月さんの活動終了の経緯を突如発表した。11月末に発表した際には「別の道に進みたい(と申し出を受けた)」「一身上の都合を鑑みた」などとしていたが、社内スタッフとの不和により、餅月さんへの心的負荷があったと公表。「適切な人員配置ができず、活動不全の発端を作ってしまった」と謝罪した。
一方「しかしながら、これまでにこれらの理由をもってしても擁護できない、契約違反を含むタレント本人による深刻な問題行為を確認した」とも公表。餅月さんが行ったという、問題行為全12点を挙げた。以下がその一部。なお、これらの行為の証拠として、該当の音声やテキストデータを弁護士に提出しているという。
- 事務所と本人の間で取り決めた約束が不履行になることが多々ある
- 事務所の確認を取らずにファンから直接個人情報を取得した
- 事務所にも相談せず、契約期間中に重篤な競業違反に当たる新しいタレント活動を開始した
- タレント本人より「餅月ひまり」の存在を軽視する発言が繰り返されていた
同社は、これらの問題行為が生じたことから、餅月さんとの信頼関係の維持は難しいと判断。「これらの行為はファンや支援者、クリエイターの思いと信頼を踏みにじるもので、どのような理由があっても到底看過できない問題」とした。餅月さんからは6月時点で活動を終えたい旨の申し出があり、このような状況を踏まえ、活動終了という結論に至ったと説明した。
クラファンも全額返金に 参加クリエーターは「縁切って良かった」
また、餅月さんはアルバムCD作成のためのクラウドファンディングも実施していた。当初は活動終了後も継続するとしていたが、プロジェクトは中止に。希望者への全額返金などの対応を行うとしている。
アルバム制作に参加していた音楽家のbamboo(@bamboo_milktub)さんは4月ごろに「タレント個人はちゃんと礼を尽くしてくれたから応援するけど事務所とは一切絡みたくない」「あんだけ手伝ってプロジェクトも成功に終わったのに一切ありがとうございましたもなかった」などと事務所への不満をこぼしていた。
また、ゆにクリエイトによる今回の声明発表後には「真偽や真相は知らんが、とっとと縁切って本当に良かった」とXに投稿。続けて「あのクソ事務所、俺が出てる動画消せつってんのに全然応じない。こっちが出した質問状もガン無視だし、方々でもめた話とか俺んトコ来てるし、魂ステージ下がるから関わりあいたくないんだが、お気持ちプレスリリース&弁護士チラつかせりゃビビるとでも思ってんのか」とポストしている。
今回の発表を見たXユーザーからは、餅月さんの行為を非難する声もある一方、「ひまりちゃん側が発言できない状況下でこんな声明文出すのはちょっと度が過ぎてる」「正直全ての発端は事務所への不信感では」など、全所属タレントが活動終了した経緯などから、事務所への不信感を指摘する声が多く挙がっているようだ。
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