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Internet Explorer 9はGPUで武装するMIX10(2/2 ページ)

「遅い!」といわれるInternet Explorerシリーズだが、最新のIE9β版がMIX10で登場した。ライバルを超える性能を動画で体感しよう。

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スパスパッと動くIE9を体感しようぜ

 ここでは、MIXのキーノートで紹介されたパフォーマンスデモの動画で、IE9の(開発途上ではあるが)性能を確認していこう。

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Windows XPでIE9は使えない

 Operaは別格として、Google ChromeやMozilla Firefoxに移っていたユーザーも、このデモを見るとIE9に興味を持ったのではないだろうか。IE9を試してみたいユーザーは、こちらのWebページで行われるβテストに参加できる。

 とはいえ、現状のIE9はパフォーマンスも互換性もすべてが開発途上にある。βテストで得られるユーザーや開発者からのフィードバックを反映しながら改良が加えられ、製品版ではさらにパワーアップするはずだ。

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 このIE9β版だが、Test DriveのWebページにあるリリースノートによると、いくつかの注意点がある。まず対応するプラットフォームがWindows Vista Service Pack 2以降、またはWindows 7となっており、それ以前のWindows XPやWindows Vista Service Pack1などでは動作しない。またIE9導入前にInternet Explorer 8とDirectX 2D(D2D)がインストールされている必要がある。これを満たしていないとインストーラが正常に動作しない。

 IE9がWindows XPやWindows Vista Service Pack1以前をサポートしない理由について、ハチャモビッチ氏は「セキュリティとグラフィックスのサポートに起因する。そして、ユーザーの体験維持のため」と説明しているが、DirectXなどコンポーネント依存の話を差し引けば、Windows XPとWindows Vista旧バージョンからのアップグレードを加速させるのも狙いの1つと考えられる。

 もう1つの注意点は、HTML5の<VIDEO>タグサポートだ。IE9ではコーデックとしてMPEG-4/H.264のサポートを表明しているが、その一方でOgg Theoraのサポートは表明していない。現在のところ、<VIDEO>タグにおける標準コーデック採用について標準化団体の中で意見が分かれており、Webブラウザによって対応コーデックが異なっている。例えば、Google Chromeは標準で両コーデックをサポートするが、SafariではAppleが推進するMPEG-4/H.264を、Mozilla FirefoxはH.264で特許料が発生することを警戒するMozillaの意向によってオープンソースのTheoraのみを採用といった具合だ。いまのところ、YouTubeなどの再生で支障はないが、今後、動画配信サービスの利用で何かしらの問題が出てくる可能性があるだろう。

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