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「“3.0非対応”は売れなくなった」最新マザー事情古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

主力のマザーボードは「SATA 3.0&USB 3.0対応でないと厳しい」と言われ始めたアキバのPCパーツショップ。かつての人気モデルも例外ではなく、インタフェースカードをオマケに付けるキャンペーンも見られるが……。

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「あとはASUSTeK待ちって感じ」――OC仕様のGeForce GTX 480/470カードが登場!

T-ZONE.PC DIY SHOPのGeForce GTX 480/470カード価格表

 先週、EVGAからオーバークロック仕様のGeForce GTX 480/470カードが登場した。「GeForce GTX 480 SuperClocked」と「GeForce GTX 480 SuperClocked」で、価格は順に6万円前後から6万2000円弱、4万4000円弱となる。在庫はやや少数だ。

 GeForce GTX 480 SuperClockedは、GPUクロックが標準の700MHzから726MHzに、メモリクロックが1848MHzから1900MHzに引き上げられている。GeForce GTX 480 SuperClockedも、GPUクロックが607MHzから625MHzに、メモリクロックが1215MHzから1701MHzに上昇した。パソコンショップ・アークは「信頼性の高いEVGA製だけに、多少高くても普通にヒットしています。GTX 480モデルを2枚買っていかれる方もいました。意外とすぐに売り切れてしまうかも」と話す。

 そのほか、GALAXYから開閉式のファンを採用したGTX 470のOCモデル「風神」が4万7000円弱で登場するなど、両GPUを搭載したグラフィックスカードのバリエーションが増えている。リードテックやELSAからも標準仕様のカードが登場し、T-ZONE.PC DIY SHOPは「あとはASUSTeKくらいですね。今はメーカーさえ選ばなければ、どちらのカードも余裕で手に入ると思います」と語る。

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 とはいえ、メーカーへのこだわりを持つユーザーは多く、現在でも待ちの姿勢が見られるという。ELSAのGTX 480/470カードを入荷したソフマップ秋葉原本館は「標準仕様のカードながら、ELSA製品はOCモデルのような価格になっています。それでも根強い人気があるのは、サポート体制がしっかりしていることと、もの自体の信頼性が高いためでしょう。ほかのメーカーが1年保証のところをELSAは2年にしていますからね。実態のない単なるブランド力とは違う魅力があるんですよ」と指摘する。

 また、ASUSTeK製品待ちのユーザーも少なくない様子だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「ASUSTeKは他社より遅めにリリースするのが常なので、他社製品のレビューなどでチップ自体の性能をチェックしつつASUSTeK製品が出たら買う、というスタイルの人は多いみたいですね。製品の信頼性とドライバの更新の早さなどが人気を支えていると思います」と話していた。

EVGA「GeForce GTX 480 SuperClocked」(写真=左)。リードテック「WinFast GTX480」(写真=中央)。ELSA「GLADIAC GTX 480」と「GLADIAC GTX 470」(写真=右)

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