「WiMAX Wi-Fiゲートウェイセット」で部屋の奥から“GET WiMAX!”:これは“マストアイテム”かも(3/3 ページ)
つながればめっぽう速いUQ WiMAX。しかし、室内で使うときは窓際から離れられない。そんな不便を一気に解決する“WiMAXの救世主”を使ってみた。
UQ WiMAXユーザーには必須アイテムになる予感。望まれるバッテリー駆動と“汎用性”
現在、モニター配布のみでWiMAX Wi-Fiゲートウェイセットの販売価格は明らかにされていないものの、モニターに対して、機器紛失、破損時に支払いが求められる“機器購入代金相当額”で1万9800円が示されている。単体で使えるUQ WiMAXモジュール+Wi-Fiゲートウェイユニットの価格としては比較的安いと考えられる。
WiMAX Wi-Fiゲートウェイセットを導入することによって、UQ WiMAXで最も不安とされている「室内で使えない」弱点はほぼ解消される。モバイルWiMAXとはいえ、実際に使うのは自宅や喫茶店、ファストフードといった屋内になるユーザーが圧倒的に多いと思われるが、そういう意味では、WiMAX Wi-FiゲートウェイセットはUQ WiMAXユーザーの必須アイテムと考えてもいいだろう。
下りで少なくとも3Mbpsを超す転送速度を出せることを考えれば、これ1つでブロードバンドインフラをUQ WiMAXに集約することも十分考えられる。利用客にブロードバンドサービスを提供したい喫茶店のオーナーも、店先にWiMAX Wi-Fiゲートウェイセットを1台設置しておけば、3Gよりも快適で、既存のWi-Fiサービスに匹敵するインターネット利用環境を提供することが可能になる。
UQコミュニケーションズは、WiMAX Wi-Fiゲートウェイセットのバッテリー駆動をまったく考えていないと説明しているが、想定されるUQ WiMAXの利用場面におけるWiMAX Wi-Fiゲートウェイセットの絶大な効果を考えると、バッテリー駆動を実現すべきではないだろうか。また、唯一のWiMAX Wi-Fiゲートウェイセットとして存在するUG01OKで使えるUQ WiMAXモジュールが付属するUD01OKのみであるため、すでにUQ WiMAXモジュールを所有しているユーザーが利用できない点も改善できないだろうか。WiMAX Wi-Fi ゲートウェイセットが、UQ WiMAXの利用状況を大幅に改善できる可能性を持つだけに、ぜひ、検討してもらいたいところだ。
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