「マザーも“つまんない奴”はモテないんですよ」:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
USB 3.0対応のH57マザーや簡易OSを付属するH55マザーなど、インテル系新マザーにさまざまなバリエーションモデルが登場。AMD製CPUもラインアップを拡充し、街には膨大な新製品があふれていた。
フットペダル型の入力デバイスが大人気!――そのほかの新製品
そのほか、先週注目を集めた新製品をまとめて紹介していこう。特に目立っていたのは、サイズの「USBフットスイッチ」だ。USB接続の入力デバイスで、自動車のアクセルやブレーキのように足で操作する。1個のペダルを備えた「USB 1FOOT SWITCH」が3000円弱で、3個のペダルがある「USB 3FOOT SWITCH」は6000円弱だ。
各ショップで好調に売れており、週末の段階で入手困難となっていた。ただし「比較的再入荷しやすい製品なので、すぐにお買い求めいただけると思います。でも、何に使うんでしょう。ダブルクリック操作や特定キーの割り当てが自在にできますが、何に……」(パソコンハウス東映)と、ヒットを不思議がるコメントもちらほら聞いた。
冷却パーツで目立っていたのは、クーラーマスターの水冷キット「Aquagate Max 限定版」。価格は1万5000円弱で、街全体での在庫は潤沢だ。12センチファン2基を搭載するPC内蔵向けラジエーターと5インチベイ2段分のポンプ、LGA1366/1156/775とSocket AM3/AM2に対応するCPUブロックのセットで、NVIDIAのESA規格に対応している。
TSUKUMO eX.は「日本だけの数量限定モデルということです。2008年に登場した通常モデルが3万円以上したので、かなりお得なアイテムといえますね。ただし、装着できるケースが限られてくるので、事前チェックは欠かせません」と話す。
ドライブ類では、久々に登場したプレクスターのDVDドライブ「PX-880SA」が注目を集めていた。価格は7000円弱で、在庫はやや少数。DVD±Rに最大24倍速で書き込めるSerial ATA接続のドライブで、同社オリジナルの新型ユーティリティ「PlexUTILITIES」が利用できる。某ショップは「PlexUTILITIESが使えるということで一部に人気がありますが、ハードウェア自体はサードパーティ製なので、以前のような“プレクスター信者”はいないです。今では高級な光学ドライブといえば、パイオニア製というイメージが定着しています。元信者としては、寂しいですけどね……」と話していた。
最後はグラフィックスカード。ASUSTeKのRADEON HD 5770カード「EAH5770 CuCore/2DI/1GD5」だ。オリジナルクーラーを搭載しており、GPUに直接触れる部分に銅を採用しているのが特徴。ツートップ秋葉原本店は、「5.8オンスの銅を採用したことで、最大11%も冷却性能を高めたそうです。RADEON HD 5000ファミリーはアイドル時の消費電力が低いですが、ピーク時は普通に高いので、ゲームなどでGPUを頻繁に稼働させる人に人気が出そうです」と語っていた。価格は2万円弱だ。
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