「今は3Dが熱いです!」――アキバで見られるデモ事情:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
PCパーツショップの店頭には、RadeonとGeForceを同居させた難易度の高いマシンや、12コアのCPUを搭載した豪勢なマシンが当然のように並んでいる。その中で今、最も注目度が高いのは立体視対応のデモ機だ。
SoundBlasterの新モデルや8/12コアOpteron向けマザーなど
そのほかにも、先週は板モノの新製品が目立っていた。クリエイティブから登場したのは「PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium HD」。価格は2万円弱だ。サウンドカード「Sound Blaster」シリーズの新製品で、接続はPCI Express x1。SN比122デジベルを実現し、コントローラーチップに「X-Fi」を採用している。TSUKUMO eX.は「サウンド出力のリソースを分散化させたいゲーマーの方や、音にこだわる人に人気があります。サウンドカードとしては高価ですが、高級オーディオと同じ部品を使っているだけあって、モノは非常にいいですよ」と語る。
マザーボードでは、ASUSTeKのOpteron 6100シリーズ用マザー「KGPE-D16」が登場。AMD SR5690+SP510チップセットを搭載し、2個のCPUを使う8/12コア構成のOpteronが搭載できる。メモリスロットはDDR3タイプが16基で、PCI Express x16スロットを3基備える。T-ZONE.PC DIY SHOPでは初回限定でPCI Express x1接続のサウンドカードをオマケにつけるという。価格は5万7800円だ。同店は「初回入荷したのは国内でウチだけという話です。まあ、数は出ないでしょうが、合計24コアが実現できるモンスターマザーだけあって、ほしい人はいるでしょう。仮想マシンを駆使する人にオススメですね」。
そのほか、ギガバイトから新リビジョンのX58マザー「GA-X58A-UD5 rev. 2.0」「GA-X58A-UD3R rev. 2.0」と、P55マザー「GA-P55-USB3 rev. 2.0」が登場した。価格は順に3万3000円弱と2万4000円弱、1万6000円弱となる。いずれも、従来版に加えて、電源オフの状態でもUSB機器を充電する機能と、iPhoneやiPadなどを急速充電できる機能を追加している。ソフマップ秋葉原本館は「iPhoneユーザー以外の人でも、電源オフのときに充電できるというのは意外と便利だと思います。この機能になれたら戻れなくなるでしょうね。これから自作マシンを組む人にはちょっとしたアドバンテージになるでしょう」と話していた。
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